デザイナー
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モダンで環境にやさしい着物ファッション
福田順子は自身のブランド Wa-Miyabi を立ち上げ、ヴィンテージの着物や日本の伝統的な織物をリメイクした作品を提供しています。 貴重な素材と機能的なデザインで、日本の伝統文化と美学を尊重しながら、時代に合わせたファッションを提案します。
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和雅の始まり
「私は学生時代にはフランス文学を専攻しましたが、小さい頃から創作活動、特に裁縫が大好きでした。 子供服やバッグを作ったり、洋裁学校で婦人服について学びました。 また、着物を着て出かけることも大好きで、美しい着こなし方や所作を追求すること、 着物に絵を描く技術、絹の魅力や織りや染めの技術に魅了されました。 2018年から2020年のパリ在住時に、お世話になっているフランスにいる友人たちに感謝の気持ちを込めて日本らしい特別なプレゼントを贈りたいと思ったことをきっかけに、絹の着物や帯を使用した創作活動を始めました。そして日本へ帰国後、世界中の日本愛好家の方に向けてWa-Miyabiというブランドを立ち上げ、着物リメイク作品をご提案しています。」
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現在の活動
現在、主に着物や帯をリメイクしたバッグ、クラッチ、スカーフ、フェミニンなスカートとドレスを製作しています。 お客様のライフスタイルに合わせてデザインや色を調整し、使用する着物の種類とともに作品の幅を広げています。 限りある資源と共存していく必要がある現代において、状態のよいヴィンテージの着物を再利用することで環境にやさしいファッションを提案します。 先祖伝来の技法を用いて作られ、繊細な染め、織りや刺繍が施されている、非常に優れた素材です。 古い着物は「自然」のように今も生きていて、味わい深い鮮やかな色を保っています。
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創作活動を通して伝えたいこと
着物は日本の美意識の象徴です。 日常に溶け込むファッションや生活を彩る装飾品を提案することで、古い着物や帯の歴史、日本の雅な美学を、身近に感じることを楽しんでいただきたいと考えています。 現在、オリジナル作品のほか、よりお客様のご要望寄に寄り添えるように、生地とデザインを選択できるオーダーメイドのドレスとバッグを製作しています。 また、着物や帯生地を通して日本の文化に親しむだけでなく、DIYの楽しさを共有するワークショップも開催していきます。